うつ病で高校中退、通信制高校に再入学して専門学校に行きデザイナーとして就職できた話

Googleで通信制高校について検索してみたら、こんな関連語句を見つけてしまいました。

「通信制高校 人生終わり」

「通信制高校 専門学校 落ちる」

んなワケあるかぁ〜??

まぁ、不安な気持ちはわかるよ。でも事実とは違うんじゃないかな…

そんなわけで、今回は私の経歴を書きます。参考にしてもらえたらと思います。

私のこれまでの経歴

全日制の高校に入学するところまでは普通。

高1の夏、うつ病になり不登校になる。

高校で2年留年後、通信制高校に再入学し、4年かけて卒業する。

デザイン専門学校に入学する。2年かけて卒業。

一般企業にグラフィックデザイナーとして就職する。

企画制作(デザイン)会社に転職。

全日制高校で2留してから通信制高校に行きましたが、専門学校には入れましたし、今のところ人生終わってもいないですね。

全員が絶対大丈夫…とは言えないけど、ちゃんと頑張れば挽回は可能よね。

ってかそもそも、「人生終わった!!」つって本当に死ぬワケじゃないじゃん。死ぬまで人生続くんだぜ。

うつ病で不登校。療養に時間がかかり青春が消し飛ぶw

高校一年生・16歳の時にうつ病になり、不登校になりました。

はっきりとした原因は不明なのですが、今振り返ってみると

  • 性別違和(Xジェンダー)
  • アダルトチルドレン状態
  • 高校に上がったら授業が難しくなった
  • くそ真面目で完璧主義かつ繊細な性格

このあたりがメインの要因だったかなあと思います。

しばらく夕方に起きて朝方に寝る日々が続きましたが、ずっと寝ているうちに徐々に(本当に少〜しずつ)回復していき、外出できるようになっていきました。

うつ病は「今、治療が終わった!」「○月○日に治った!」というような治り方はしないのですが、だいたい発症から寛解まで3~4年かかりました。長い方だと思います。

うつは「完治」ではなく「寛解(かんかい)」といって、ようは「今回は一旦落ち着きました」という感じの表現をします。うつ病の再発率は50~60%と言われているので、持病と思って「病気と付き合っていく」ような心構えが必要なのです。

そういうわけで16歳〜19歳くらいまでの期間うつだったので、一般的に言う「青春」「一番楽しい時期」は見事に消し飛びましたw

大丈夫!!オレも、心がヤバくなって、死にかけて、記憶喪失になって…って感じだし!!!

寛解までの間に、新学年のクラスに入ってみたり、保健室登校をしたりして復帰しようと試みましたが、うまくいかず。

結局、埒が明かないということで2年留年後に県内の通信制高校に再入学をしました。

通信制高校に再入学。リハビリ後、進路を考え始める

心機一転…という感じではなかったですが、通信制高校にのんびり通い始めました。

入学当初はまだ病中でしたので、リハビリ状態です。将来のことなど考えられる状態ではなく、時間の流れるままに回復を待ちました。とはいえ、「家でレポートをして、たまに登校する」というのができる程度には回復していました。

だんだん回復してきたら、高認(高等学校卒業程度認定試験)を受けたり、自動車学校に行ったりするようになりました。

そしてもうすぐ20歳になるなという頃、Children Of Bodomというフィンランドのへヴィメタルバンドに出逢います。

メタル自体は最初の高校に入学する頃から聞いていましたが、このバンドは超衝撃的な出逢いでした。

動画サイトで偶然聞いたのをキッカケに、TSUTAYAでアルバムを借りて聴いてみたんです。その作品にものすごく感動して、それで一気にガソリン注入というか、エネルギーをもらいました。

そのバンドのためにアルバイトをしたり、ライブを見に遠征したのをキッカケに一人旅をするようになったりと、ここから一気に社会復帰の道を進んでいけました。ということでCOBは命の恩人ならぬ恩バンドなのです。

海外旅行のためにアルバイトを頑張ったりしていた時、ふと思い浮かびます。

高校卒業したら何しよう?

中学までは成績が良かったので「可能性を広げるために」と勉強の道を選びましたが、ここまで来ると完全にレールから外れたので、いっそのことやりたいことをやろうという発想になりました。

中学3年生の頃、美術高校に進路を決めた友人たちがちょっと羨ましかったのです。

でっかい失敗をしたことで、逆にやりたかったことを選べるようになりました。

デザイン専門学校での楽しい生活

高校卒業時点で22歳だったので、4年制の美大にのんびり行くのは厳しいです。しかも画塾(美大の入試に必要)+美大に行かせてもらうには多額の学費がかかります。というわけで、2年制の専門学校に行くことになりました。

ちなみに最初はゲーム会社で絵を描く人になりたい!と思ってましたが、途中からだんだんゲーム業界より教育業界に興味を持ちはじめ、希望就職先が変わっていきました。

この専門学校生活が、非常〜〜に楽しかった!!!

もちろん楽しいだけではなく、ちゃんと沢山の実りがありましたが、第一の感想としては「楽しかったなあ」が来ます。課題やデザインバイトに追われつつも、クラスメイトと楽しく過ごす充実した日々でした。

この頃には完全にうつ病は寛解し、朝起きて→電車通学し→夕方まで授業を受けて→帰る、という一般的な生活を滞りなく送ることができました。

特に楽しかったのは卒業制作&その展示会です。自分の好きなへヴィメタルについての制作に取り組みながら、卒業制作展の実行委員長としての仕事もこなしたのは本当に面白い経験でした。

年齢がみんなより4つ年上でしたが、特に問題なく接することができました。専門学校は割と年齢の幅があり、留学生や社会人経験者なども2~6つほど年上だったりしたので、その中の一人という感じで自然に馴染めました。

通信卒、年齢ハンデ、FTXな就活を乗り切り就職

専門学校に行った最大の目的が就職だったわけですが、けっこうハードルというかハンデが多かったです。

  • うつ病になったことがある
  • 最初の高校を中退している
  • 通信制高校を出ている
  • 年齢が高い
  • FTXで就活の精神的ストレスが高い

「厳しい就活になるだろう」とわかっていたので、入学直後から就職課に行ったり就活講義を自主的に受けたりしていました。

それで心の準備ができたことが大きく、予想していたほどには苦戦せずに就職を決めることができました。

就職、それもハンデのある就活において大事なのは心の準備だと思います。やれることはやって、準備できることはして、作戦を練っておく。よく先生に相談し、シミュレーションをしてもらう。「この時期からここまでやったぞ」という自信をつけておきましょう。

通信制高校=人生終わり、じゃない

私の場合、どちらかというと逆に通信制高校のおかげで人生が終わらずに済んだという風に思っております。

普通の学校でうまくいかなかった人のためのセーフティネットという意味で、通信制高校は良い制度です。

全日制高校に行ける元気もお金もあるのにわざわざ通信制に行く必要はないと思いますが、進学・就職において「通信制卒でなければ、もっと行けたのに…」と感じることは無かったです。

技術系専門学校でなく勉強をして入る大学の場合は、通信制だと学校の授業がユルすぎ&簡単すぎなので人によって向き不向きがあると思います。

高認を取って進学するという選択肢もありますが、私の場合は「高認使って専門に入り、またうまくいかず中退した場合、最終学歴が中卒」になる問題を懸念して時間をかけてでも通信制を卒業しました。「中卒だから人生終わり」ではないのですが、やっぱり就業条件に差があったりするので保険です。このへんは考え方ですね。

「通信制高校」というのは人生の中の選択肢の一つであって、その選択肢1つのせいで人生が終わるということはないはずです。「終わり」の定義を明確にしてみましょう。通信制高校に入った瞬間、その「終わり」になることが確定するでしょうか?

おわりに

そういうわけで、通信制高校に行ったぐらいで人生は終わりませんのでご安心ください。

あんたの場合、昔から絵を描いたりしててデザイン適性があったのも大きいと思うけどね。進路にあまり迷わなかったわね。

まあ、今となっては「やりたいこと」というより「やれそうなこと」を選んだな、と思いますね。自分にできそう&就職口がありそうなのがデザインでした。

目標は変わるものです。小学校時代は本屋さん、中学時代は特になし、最初の高校時代は検察官、専門入学当初はゲームグラフィッカーになろうと思ってました。コロコロ変わってますねぇ。

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