デザイナー就活用ポートフォリオの作り方

就活用ポートフォリオって、どれくらい作り込めばいいの?

そんな疑問を解決できる記事になっています。

私は2年制専門学校に通い、ポートフォリオを作って就活をしました。

デザイン会社やゲーム会社は受けなかったのですが、教育系中小企業から内定をもらいました。

この記事では、「就活用ポートフォリオの考え方、構成、装丁、実際に私が作ったポートフォリオの中身」などについて解説します。

この記事を読み終えれば、就活用ポートフォリオを作る準備が整うはず!

ポートフォリオの考え方

何のためのポートフォリオか

突然ですが質問です。

なぜ、ポートフォリオを作るのでしょう?

答えは、就職するためですね。

「自己表現のため」ではないことが注意ポイントです。

で、就職するには、採用担当者にどう思われれば良いでしょう?

単純な話で、「この人、うちに欲しいな!」と思われれば良いわけです。

つまり、狙う会社の人が「この人、うちに欲しいな!」と思うようなポートフォリオを作れば良いのです。具体的には

  • 狙う会社が作っている/作りたい媒体の作品が入っている(書籍印刷系ならブックデザイン、など)
  • ポートフォリオに載ってる作品のレベルが、狙う会社が作っているデザインのレベルと同等以上(会社のwebサイトを見てみよう)
  • ポートフォリオの形が扱いやすい(例えばA3より大きいと置き場に困り、「相手の都合に気が付かない人」という判断をされる)

そして、デザイン会社・キャラクター会社・ゲーム会社と一般企業では、求められるベクトルが若干異なります。

デザイン会社、キャラクター会社、ゲーム会社向けのポートフォリオ

この辺の業界は、情熱が見られます。残業も多いので、「デザインが好き」「ゲームが好き」という気持ちが重視されます。

情熱は、力の入り方に現れます。ですので、全体的なデザインレベルはもちろんですが、物量や装丁のこだわり、思考の深さ、準備の万全さ(作品について説明できるか)などが関わってきます。

例えば広告系のデザイン会社なら広告デザイン、スマホゲームのUIデザイナーを目指すなら作った画面のモックアップ、などなど、とにかく会社に合わせた作品をガンガン入れまくってください。「俺はこれがしたいんだ!!」という熱意が伝わると強いです。

デザイン会社などの面接では、ポートフォリオを見せながら「この作品について説明してください」という場合があります。そうなった時、スムーズに説明できるように、作品を改めて把握しておくと良いです。

一般企業向けのポートフォリオ

幅広くいろんな媒体の制作物があると良いです。あとは、その会社にテイストがマッチするかどうかと、単純なデザインレベルの問題です。

その時の会社の状況によるので一概には言えませんが、基本的に一般企業インハウスデザイナーは会社内のデザイン物を全部任されます。外部向けチラシ、会社案内、社内報、Webサイトなど…。

デザイン会社やゲーム会社と比べると、「どれだけデザインが好きか」とか「こだわりを持ってるか」は、重視されません。その代わりに見られるのは、人柄です。

ですので「素晴らしい広告やパッケージがたくさん載ってる100ページ・A3の渾身ポートフォリオ」よりも、「チラシ、パンフレット、Webサイト、バナー、イラスト等が、そこそこ高いレベルで満遍なく載ってる20ページ・A4のポートフォリオ」の方が「クセがなく使いやすい人」という印象になり好評価です。

ただ、「一般企業」「インハウス」とひとくちに言っても、規模や扱う商品によってかなり「求める人材」は変わってくると思います。募集要項や商品傾向をよく観察してください。

ポートフォリオの構成と装丁

会社によって構成を変えよう

ポートフォリオの構成によって、「御社に入りたいんです!」という気持ちを伝えられます。

例えば、Webを中心に扱ってる会社なら、Webサイトデザインを最初に持ってきましょう。逆にWeb会社なのに本の装丁デザインなんかが一番最初に出てきたら、変ですよね。「うちの会社の事、ちゃんと調べたのかな?志望度低いのかな?」と思われてしまいます。

その会社に関係が深いジャンルは先頭にたくさん置いて、あまり関係ないジャンルは後ろの方にオマケ的に置きましょう。

構成を変えるのが前提なら、ポートフォリオはクリアファイルにすると順番を入れ替えやすいです。業界ごとに製本できれば最強ですが、そんなお金はないと思うので…。

あまり関係ないジャンルでも、全く載せないのは勿体なくて、一応置いておけば「そういえば、こんな媒体も使うかも」と思わせられる可能性が出てきます。

装丁は余裕があればこだわってみよう

デザイン会社、ゲーム会社などの場合は装丁を凝ると高評価に繋がります。

一般企業の場合は、置き場に困るのでA4クリアファイルでもいいと思います。

このへんも募集要項や採用HPなどを見て、ふつうな感じが良いのか・こだわり系が求められてるのか判断してください。

それから、本を作る会社の場合は、ポートフォリオも立派な本にしておくと「おっ!本に興味が強いんだな」と思ってもらえます。

とはいえ、中身の作品が一番大事です。装丁は、作品レベルがだいたい同じ人が、面接でも同じような印象を残したとき、最後に効いてくる感じです。

私のポートフォリオを公開

ページ構成

ここで、私が実際に就活で使ったポートフォリオの構成を公開します。

全部のページ(作品)の画像をネット上に公開することは出来ないので、概要を書いておきます。参考までに、ご覧ください。

私の学生時代のポートフォリオ構成

ちなみに「授業課題:アルバイト制作:自主制作」の比率は「3:2:5」で、約7割が授業外制作物になっています。正直、授業制作物だけだとクオリティが上がりません。自主制作やデザインバイトをどんどんしましょう!

紙面の雰囲気

紙面の雰囲気として、写真を置いておきます。

今見るとレベルが低いですし(特にポートフォリオ紙面自体のデザイン)、メタル好きを前面に押し出しすぎだしでツッコミどころが多いのですが、一部だけ晒します。

A4透明クリアファイルで、表紙が透けて見えるようになっています。

表紙
プロフィールと目次
コンクールで受賞したグラフィック
アルバイトで制作したアイコンやバナー
オリジナルLINEスタンプ
ポートフォリオ デッサン
デッサン
裏表紙

まとめ

  • デザイン会社、キャラクター会社、ゲーム会社は情熱重視!
  • 一般企業は使いやすさをアピール!
  • 応募する業界によって構成・装丁を変えよう!

大企業・有名企業になるほどライバルが増え、レベルが高くなりますよ。

有名企業に行きたいなら、良い作品をたくさん作る時間が必要ね。

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