【デザインメモ】ターゲットは会社?一般?【BtoB/BtoC】

制作会社でデザイナーとして働いていると、学ぶことがたくさんあるなぁ…。

そーゆーの、忘れないようにブログにまとめておいたら良いんじゃねーか?!

おっ、それだ!…ってことで、不定期シリーズ「Ryoのデザインメモ」、始めます!

今回は、「ビジネス向け/一般向け」でデザインの雰囲気が変わることをまとめます。配色、フォント、形状など、具体的な例を出しながら解説していきます!

ビジネス向けか、一般向けかでテイストが変わる!

文章を読み込んで、シチュエーションを想像しよう

まずは原稿を読み込んで、方向性を想像しましょう。ここで方向性がずれると、結果的に作り直しになるので、かかる時間が倍になります。いくら焦っていて早く形にしたくても、原稿をしっかり読み込まないと、余計な時間がかかって逆効果なので気をつけましょう。

原稿を落ち着いてよく読んで、

  • 誰に配るのか?
  • いつ・どうやって配るのか?
  • どんな行動を起こしてもらいたいのか?
  • その商品を出している会社の社風は?

…などをよく確認します。

  • 会社の人に配るなら、ふざけてると思われないようにする。
  • 街で配るなら、速攻で捨てられないように安っぽくしない。
  • 申し込みが目的なら、信頼できそうな雰囲気を出す。
  • 真面目な社風なら、それが伝わるようにする。

しかしながら、要素が対立する場合もあります。例えば…

  • 高額な商品が、今だけ安くなっている(高級感vsお得感)
  • 女性向けスポーツクラブ(女性の好みそうな感じvsスポーツ感)
  • 子ども向け商品(使用するのは10代以下vs購入するのは親=30〜40代)

こういった場合は、どっちを優先するのか、購入者の心情を想像して考えます。

例として「高額商品が今だけお得」の場合、買う理由はおそらくプレゼントor自分へのご褒美ですので、あんまり安さを強調すると「お得だけど、これじゃあプレゼントにはちょっとな」と思われてしまいます。というわけで、すべて一概には言えませんが、この場合は高級感が勝つことが多いです。

それから、同じ「高額商品」でも「5,000円のチョコ」と「50,000円の洗濯機」では印象が異なります。実際の値段は洗濯機の方が高いにもかかわらず、高級感はチョコの方が強調されるでしょう。一般的なチョコとの値段比較ということです。

デザインを考えつくコツは「雰囲気を細かく想像すること」だと思っています。ポンッと思いつくものではないのです。

テイストを変えるための具体的な違い

色の数・配色(色使い)

使う色の数で印象が変わる

使う色の種類(色相・彩度・明度)も重要ですが、それ以前に大事なのが「使う色の数」です。基本的に、使う色が少ないほど落ち着いた印象に・多いほど賑やかな印象になります。

例えば「会社の人にお金を払って申し込みをしてもらう」のと「家族連れに休日遊びに出かけてきてもらう」では、使う色の数が違ってくるのは想像できると思います。何十万円もかかる研修なのに「楽しい講座のお申し込みは、コチラ★★★」みたいな雰囲気じゃ、おかしいですよね。

また、使う色の種類でよく言われがちなのが「青は信頼できそうな色」ということですが、コーポレートカラーが赤や黄色だと信頼できないかというと、そんなことはないはずです。ベースが青でも、横に補色のオレンジが来れば楽しい雰囲気に近づきますし、赤や黄色でも他の色が白黒だけなら真面目な印象になります。

あとは、写真を使う場合、写真の中にある色をデザインに使っていくとまとまりが出ます。あまり散らかった印象にはしたくないけど、ちょっとポイントに色数を増やしたいときは、写真の力を借りると良い感じになります。

フォント

会社や経営者向けにデザインするときは、基本的に「ふつうなフォント」を使います。「ふつうなフォント」とは…

ふつうなフォント

…こんな感じの、特に「かわいい」とか「おしゃれ」といった感想が湧いてこない、言ってしまえば「ただの文字」です。でも、会社や経営者向けの商品は真面目なので(生活がかかっています)、余計な装飾はいらず、ただの文字でいいのです。

ファミリーや若者、高齢者などの一般向けの場合は、「おしゃれなフォント」「かわいいフォント」を使っても良いでしょう。例えば…

おしゃれフォント

こういったおしゃれ系フォントは頻繁には使えませんが、あるとイザというとき便利です。

要素の形状(枠の形など)

形状から受け取る印象でも雰囲気を作ることができます。

形状でデザイン

具体的にはこんな感じ。角度がまっすぐな正方形が並んでいると、非常に安定した印象を与えます。同じ長方形でも、角度がバラバラな小さいやつがたくさん散らばっていると、元気で楽しい印象になります。

また、丸い形は優しい印象、三角は若干攻撃的な印象を持っています。上の図の「いろんな遊びがあるよ!」は、散らばった図形の角を少し丸くすることで、優しい印象(=おかあさんが安心して子どもを連れてこれそうな感じ)にしています。

おわりに

配色とフォント、それから形状の組み合わせで、その場にあった雰囲気を表現することができます。

想像力をムキムキにして、「ぴったり!」を探っていくのよ。

(それから…実はこの記事、仕事の失敗から生まれています!この「デザインメモ」シリーズは、そういう主旨です…)

(あたしには聞こえてんのよ…そうなのね…)

コメント