グッズを作る時のカラーモード設定はCMYK!RGBとの違いって?

何かグッズやチラシを作ったことがある人なら、こんな文章を見たことがあるかもしれません。

カラーモードはCMYKに設定してください。

RGBモードですと、実際の色と大きく異なってしまいます。

CMYK??オレはHR/HM(Hard Rock/Heavy Metal)しか知らねーぞ…!

RGBもわからねえ…色設定って何が違うんだよ…

大丈夫、大丈夫。

今回は、この謎のアルファベット「CMYK」と「RGB」とは何なのか、解説していきます!

そもそもカラーモード設定とは?

例えば家族でレトルトカレーを食べる時、お兄ちゃんは辛口、弟は甘口を食べるとします。

同じ「○○カレー」ですが、食べる人によって味を変えますよね?

「カラーモード」や「色設定」というのは、これと同じような感じです。

世界には様々な色がありますが、人間がパソコンで使う場合、用途によって「ここからここまでの色が使える」と決まってます。そこを無視して塗られた色は、出力するときに近い色に変わってしまいます。だから、あらかじめ用途によって使う色の枠を決めて、その中の色しか使えないようにします。

カレーで例えると、辛口なのに砂糖を入れたり、甘口なのに辛いスパイスをたくさん入れたらおかしいですよね?期待の味と違って、文句が出てしまいます。だから最初から「よーし、辛口を作るぞ」と設定してから、スパイスを入れていきます。

これが「カラーモードを設定する」ということです。

CMYKカラーは印刷用

さっそく答えですが、「CMYK(シーエムワイケー)」カラーは、印刷用です。

チラシ、Tシャツ、缶バッジ、ステッカー、タペストリーなど、紙や布に印刷するグッズはほぼ全てCMYKで設定します。

  • C … Cyan(シアン)/水色
  • M … Magenta(マゼンタ)/濃いピンク
  • Y … Yellow(イエロー)/黄色
  • K … Black(ブラック)/黒

基本的に、この4色を混ぜて色を作ります。CとMを混ぜたら青、MとYを混ぜると赤…のように。家庭用プリンターでも同じ組み合わせなので、見たことがある人もいるかも?

で、ここが重要なのですが、例えばオレンジ色や黄緑色は、CMYKだと鮮やかに出せない色です。そういう色が存在します。

え、マジで?でもチラシとかみんなカラフルで綺麗じゃねぇ?

違和感なく見せる、デザイナーの技量だね…!

絵の具は、重ねれば重ねるほど色がくすんで黒くなっていきますよね。

オレンジ色は「マゼンタ」と「イエロー」のインクを重ねて印刷するので、どうしてもくすんでしまうのです。黄緑も「シアン」と「イエロー」を混ぜるので、元の色より明るい色にはなりません。

これを応用すると、一番真っ黒な黒を出したい時にはCMYK全てのインクを重ねて印刷します。専門用語では、この黒をリッチブラックと呼びます。

また、例外としては、「特色」という色を使うことがあります。

これは先ほどの明るいオレンジとか蛍光グリーンみたいな、普通の印刷機(CMYKの組み合わせ)では出せない色の設定です。特別なインクを使ってお金がかかるので、あまり多くは使われません。

お店にある雑誌のタイトルで、ツヤツヤのピンク色なんかが使われてたら、それは特色の可能性があります。

RGBカラーは画面用

「RGB(アールジービー)」カラーは、画面表示用です。

こちらはインクではなく光の三原色で、

  • R … Red(レッド)/赤色
  • G … Green(グリーン)/緑色
  • B … Blue(ブルー)/青色

となっています。こっちの方が色名は馴染みがありますね。

RGBカラーは、オレンジや蛍光グリーンも画面上で問題なく出せます。インクの重なりが関係ないのです。

ただここでありがちなのが、RGBで作ったデータをそのまま印刷してしまうこと。

どうなるかというと、どう頑張ってもCMYKでショッキングピンクや明るいオレンジは出せないので、その部分だけくすんで暗い色に変わります。

画面上では綺麗だったのに、印刷したらなんかイメージと違う…

ということになってしまうので、印刷するグッズを作る時は必ず最初にカラーモードCMYKに設定しましょう!

おわりに

わかったぜ!とにかく何でもCMYKで作っときゃ、安心ってことだろ!?

いやいや、逆に画面で写すのにCMYKだと、すごく明るくなっちゃったりするからね。用途に合わせて変えないと、変な色になるんだよ。

そ、そうなのかめんどくせーし、プロに丸投げがいいのか?

それが確実だけど、CMYKRGBの違いは依頼側も最低限知っておくと、プロとのやり取りもスムーズになると思うよ!

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